バンコクの名所、ジャイアントスイング(サオチンチャー)が生まれ変わりました。

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ジャイアントスイングは、王宮から続くバムルンムアン通にあるランドマーク的な存在で、高さが20メート以上ある2本の柱に横木を2本かけて、タイ風の飾りをつけたチーク材を使った高いもので色も赤くなんだか鳥居のような建造物です。(ものすごく巨大ですが・・・)

ジャイアントスイング(サオチンチャー)はバンコクがタイの首都とされた2年後の1782年に建てられました。

その後、何度か修繕を繰り返してきましたが、内部は224年もの長い間悪天候にさらされ、腐りかけていました。事実、4年前から始められた一番最新の修繕は表面のみで、これ以上の完全な修復は無理であると判断し、古いジャイアントスイングを取り除き、新しく設置することをプミポン国王が決定したのです。

そして2006年の10月07日、この歴史あるジャイアントスイングは完全に取り除かれ2007年の9月11日、新しいジャイアントスイングが、バンコクに誕生いたしました。

20メートル以上もの高さをほこる6本のチーク材は、保安林に指定されている東北地方のPhraeから運ばれて、アユタヤで木工品として完成し、去年バンコクに持ち込まれたものです。新しいジャイアントスイング新設のための儀式は華々しく開催されました。 この祝賀パーティーでは、かつて最高の呼び物であった’パフォーマンス’だけは、除外されることとなりました。

最高の呼び物であったといわれるジャイアントスイングのパフォーマンスとは・・・・

地上から25メートル以上あるこのジャイアントスイングの横木にブランコをつるし、その傍らに銀貨を入れた袋を置き、ブランコを思い切り揺らして、彼らの歯を使って一袋の銀貨を掴み取るという危険なパフォーマンスのことです。

それもなんの安全対策もなしに・・・・。この危険な儀式に参加するのはその性質上、僧侶たちだったのですが、もとより僧侶が、そんな危険なパフォーマンスをうまくやりこなせるわけはなく・・・・。

地上25メートルのブランコから地上にたたきつけられ、命を落とす犠牲者がたくさんでました。

この祝賀の最大の呼び物は、悲しいことにたくさんの悲劇を呼びました。

この大きな鳥居が、ジャイアントスイングと呼ばれるのは、そういう意味があったのです。1935年を最後に、このような危険な式典は取りやめとなりました。

美しいジャイアントスイングはまた、悲しい過去を背負ったシンボルでもあったのです。

栄えある9月11日の水曜日、バンコクによみがえったジャイアントスイングの勇士は、プミポン国王と王妃により、就任の儀式を受けました。儀式は午前9時から、仏教層のための式典があり、その後バラモン教のための儀式が行われました。この式典の一番重要なポイントで、現国王プミポンが2本の新しいジャイアントスイングの支柱に聖水をふりかけ、このシンボルは世界の平和と人々の幸福を象徴するだろうと挨拶をし、世界中の人々が幸せになるように・・・と祈りをささげました。

ファインアート部では、このジャイアントスイングを1949年の国家遺産として登録しており、2005年には、新たにユネスコから世界遺産として提案されています。

記事作成:10月03日【水】'2007